それと散布機は教習施設で受けた「操縦ライセンス」が必要となります。
※この「必要」というのは 導入予定の機体を使った講習を受けないと買えない流れですね。
飛行は簡単と言えますが、操作中の事故発生率が高いのは断トツで着陸操作時なのと、
散布は操縦者と補助者との作業ですので、その連携ミスで追突・墜落事故に繋がっています。
どちらかと言うと、操縦者より補助者(ナビゲーター)の方が難しいと言えます。
DIPS(ディップス)では「機体登録」「操縦ライセンス」の登録
それと「危険物の輸送」「物件投下」の承認を通す必要があります。
ドローンの基本飛行が国立天文台より発表の「日の出」から「日の入り」まで時間枠なので、
農家さんの多くは日の出前からの作業も考えられ「夜間飛行」の承認も合わせて持っておくと良いでしょう。
※伊勢志摩ドローンスクールの農薬散布講習では、夜間飛行も認定証に含みます
※日程は別日となりますが目視外飛行(半日)も用意しております。
それと飛行毎のFISS(フィス)で「いつ・どこのどの範囲で飛ばすのか」の提出です。
基本的には1反で800㏄(無人航空機用の希釈倍率は8倍と濃厚な状態です)を基準に撒き
1町に8ℓの散布で作業時間10分ほどで済ませていくので、これまでの労力を大幅に軽減できます。
機体の種類も 5ℓタンク機・10ℓタンク機・16ℓタンク機とあり
メーカーによっては 完全に自立飛行(プログラムで自動散布)という機体まで出てきています。
これまで体の負担が大きい動噴や、決して安くないヘリコプターやブームスプレイヤー
そういった物に代わる道具として、ドローンを検討していただければと思います。
ヘリの様に「一度に沢山!」とか、そういった撒き方などのやり方・飛行方法でやや考えが変わると思いますが
自分(達)の思った日に撒く・背負わなくてもタンクに入れるだけと考えれば
準備や人手すら少なく、各段とスムーズな農作業ができると言えます。
隣接した近い圃場ではなく、少し離れた場所に拡散して持たれてる方も多いと思います。
その移動を考慮したのが5ℓ(5反)機で、満5ℓで約6反をカバーしているのと、
何より重視されるのは機体の重さと大きさなので、手軽な移動に適した機体と言えます。
デメリットとしてこちらで5ℓ機に感じているのは
小型軽量のため、10ℓ機にくらべ風に影響受けやすいのかなと感じています。
「ドローンで使用可能な農薬」で最新情報が見れます。
目的にあった薬剤を探しやすくする「農薬登録情報提供システム」もあるのでご利用してみてください
薬剤の良し悪しなどの情報は、お買い求めの店やJAなどで相談されると良いかと思います。